Mが好き@きつねさん

残念、男なんだ。M(メカ・マーケティング・マネジメント)が好きな人のブログ。ライフハッカーとギガジンとかギズモード好きだと気にいるかも。

「スタートアップで働いてます」を超絶カッコよく言う方法

 

f:id:iwant2bewizard:20170204193903j:plain

 

前提

あなたは2人の同僚と共に脱サラして起業したメンバーの一人です。起業した分野はWeb制作系。起業直後は非常に大変でしたが、最近は得意先が増え、少しずつ収益が安定してきました。

事業も落ち着いてきたので、学生時代の友達と合コンに行くことにしました。相手は25歳の公務員の女の子2人組。合コン行くからには、どうにかして自分が魅力的であることをアピールしたい…さて、

問題

何と言えば「スタートアップで働いている」ことをカッコよく言えるでしょうか?

 

駄目な例1

「一応、副社長やってまーす!(笑)」

解説

何この「一応」って。それに副社長って全然インパクト無いし。っていうか、全然メリットが無い。たまに、起業(or開業)しただけで【CEO】って名乗っちゃう人いるけど、完全に自己満になってるよね、とよく分かる例ですね。


駄目な例2

「Webデザインとか、動画制作とか…基本なんでもできます!」

解説

おお…そうか、そうか…で?ってなる解答。問題は2点で、1つは、「基本なんでもできます」って何にも出来ないイメージがあるよね。抽象度高すぎ、ってやつ。

もう1つは、これって25歳公務員の女の子に何のメリットがあるの…?っていう話。だんだん今回の話の趣旨が読めてきたのでは無いでしょうか。

 

駄目な例3

スティーブ・ジョブズと同じ仕事さ」

解説

うーん…これは同業者や、起業に憧れている大学生とかには「刺さる」キャッチコピーになるんじゃないでしょうか。果たして、女の子はどれだけスティーブ・ジョブズのことを尊敬しているんでしょうね。本当に尊敬してるなら、「ジョブズはHTMLを書いたりCSS書いたりしてないよね」って突っ込まれるか心の中で笑われて終わりな気がしますね。

 

さて、散々言ってきましたが「そんなに言うならどんなのがいいんだよ!」っていう話ですよね。今回、用意した模範解答は…

模範解答

「独立して起業したら、最近会社にいた時の月給上回りました!笑」

 

こうなんじゃないか、と思うのです。ポイントは2つで、

1つ目は、「独立」というキーワード。起業だけだとチャレンジ精神旺盛に聞こえますが、そんなに能力がありそうには聞こえませんよね。ただ「独立」だと一見能力がありそうに聞こえます。

そして2つ目のポイントが、「月給について」です。何も、合コンに来る女の子が相手の年収しか見ていない、という訳ではないのですが、「年収」は将来性に直結する要素なのでは、と考えます。また、会社に居た時の比較をすることによって、起業が成功している印象を与えられるでしょう。

 

さて、私がこの事例を通じて最も伝えたいことをやっと書きます。それは…

コピーライティングは「目的」と「ターゲット」を明確にすることが大切である、ということです。

「目的」=魅力的にみられること

「ターゲット」=25歳公務員の女の子

これら2つを主軸に置いて、自分の使える特徴を列挙しその特徴を組み合わせ言葉を言い換えて作る…これが、コピーライティングなのではないでしょうか。

 

たとえば、ターゲットが「中学生」に変わったら

起業っていうのは毎日が夏休み1日目みたいなものさ

と言ってみたり、

 

ターゲットが「営業マン」だったら

弊社の商品でも、他社の商品でもなく、「自分の」商品を売っています

とか言ってみたり。

 

このように、ただ「スタートアップで働いています」をカッコよく言うだけでも、「目的」と「ターゲット」が異なると全然違ってくるのです。

 

ぜひ、キャッチコピーを作る際は参考にしてみてくださいね!